カテゴリ:Writing( 41 )
Without limit.


一定のリズム。
熱く美しいオレンジの炎。
鳴り止まない硬い騒音。

油と鉄板の焼ける臭いや、煙。
弾ける火花が、耳たぶを焦がす。


決められた動き、制限された時間の中で、男たちは規則的に動く。
押しつぶされてしまいそうなサイレンが工場中を覆い尽くすとその後、10分間は皆動きを止め休む。
その休憩時間には、社員達が、もっぱらギャンブルか愚痴をゲラゲラと笑いながら話している。
皆のそれを、笑うでもなく怒るでもなく、ただぼんやりと遠くを見ながら聞いていた。

そんな工場で働きだして、2年半が経つ。

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by room0126 | 2008-07-17 02:58 | Writing
a parting of the ways.

全ての仕組みはそうであるように、この話もそう。

この世の全ては、単純な仕組みの組み合わせでできている。
その中のひとつの話。

そう、極めてシンプルな話だ。



あんたが生きている、この時間。
短くもなく、長くもない。
“ 一生 ” と呼ばれる、この、時間。

ルールは唯一。
止まらず、流れ続ける。
ただ、それだけ。
この流れの中に身を置くということ以外に、あんたを縛るものは何も無い。


その決まりと同様、たったひとつ。
あんたに与えられた、その胸の、エントリーナンバー。

そのレースに往き残る術を、あんたは知ってるか?

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by room0126 | 2008-07-08 00:47 | Writing
Rail.


限られたくなければ限らなければいい。
あの話には続きがある。




『 限られたくなければ、限らなければいい。 』

それはつまり、逆に、

『 限られたければ、限ればいい。 』 とも言える。

それを、ここでひとつ書き足す。

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by room0126 | 2008-05-24 01:51 | Writing
Limit.


『 全ての限定は否定である。 』


僕たちは、いつから否定し始めるのだろうか。
この世に生れ落ちた時点で、僕らは何も知らない。
そうであるならば、この時点では僕たちは否定ということができない。
何も知らないのだから当然のことだ。

やがて、自ら意識しているしていないに関わらず、様々な事を知っていく。
自分自身という人間を形成していくのだ。

そこだ。
その時点で僕は既に、知らず知らずの内に何らかの否定をしているはずだ。

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by room0126 | 2008-02-28 10:47 | Writing
手紙



  どうも。
  お元気ですか。
  最後にお会いしたのはいつのことでしょうか。


  夏の終わりが始まって、秋への移ろいの真っ只中ですね。
  次の季節、秋の空気が静かにささやいています。

  夏の終わりの台風が過ぎ去り、その後に踊る足あと。
  大きな風が、大粒の雨を降らせながら暑い夏の空気を北へと連れて行きます。
  そしてそれが過ぎ去った後に、空はすっかりと晴れ、
  ほんとうに気持ちのよい風が吹きます。
  
  その残り風に僕は吹かれ、余計なことは何も考えずに、
  その心地よさに、素直に微笑むのです。

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by room0126 | 2007-09-09 18:51 | Writing
objectivity.

ものさしとは、長さをはかる道具である。

今までの、僕の周りの人や、環境。
今までの、あなたの周りの人や、環境。
それによって、それぞれの目盛りの幅が決まってくる。

僕らはそれぞれが、それぞれのスケールを持っている。
この感覚は、この世に生れ落ちたその時は透明でまっさらのそれだ。
そこに、時間の経過とともに、それぞれ幅の違う“目盛り”を刻んでゆく。
その時間の経過は、メモリーと呼ばれている。

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by room0126 | 2007-08-19 06:39 | Writing
にっき。


どうも。
ついこの前、春が来たかと思ってたら、もう雨の季節真っ只中ですね。
桜前線が北へとふんわり走り抜け、気付けば、それを追うように新緑の芽吹きが駆け抜ける。
そして今はその緑に空からたくさんのしずくがパツパツと降り落ちてる。

僕が今のアパートに越してきてからもう1年が経とうとしてる。
1年?
あれから、あれから1年経つのか。そうか・・・。

そういえばそうだ。
夏だった覚えが、わずかにある。
前の部屋から急に引っ越すことになった僕は、
部屋も見ずに決め、トラックを借りて荷物を運んできたんだ。

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by room0126 | 2007-07-21 19:36 | Writing
All is vanity.



 『 歳を重ねるごとに時間が過ぎるのが早くなるぞー。
   高校生になったら今よりもっと早いし、その先はもっともっと早い。
   どんどんどんどん早くなってくぞー。 』



中学校1年生の時の数学の先生が言ってた。
その先生の名前も顔も全っ然覚えてないんだけど、なーんかこの話だけはよく思い出す。
そりゃーこの話を聞いてるときなんて、なーんとも思ってなかった。

「いやいやしかし、まったくその通りじゃないっすか、先生。」
僕は比較的頻繁に、そう呟いている。
高校の時にもそう感じたし、専門学校の時にもそう。
そのあとも毎年毎年この話を思い出しては、改めて、心の中でそう呟く。

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by room0126 | 2007-07-08 06:21 | Writing
Life is...


僕は今、映画を見ている。
これは少し変わった映画で、撮影と上映が同時進行で進められるというもの。



監督は、僕。
主役も、他ならぬ自分自身。
そして僕はその、ただ一人の観客でもある。


あなたも今、映画を見ている。

主役は言うまでもなくあなた自身。
監督、脚本もそう。
その映画のストーリーを進めながら、それを見ているのだ。 

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by room0126 | 2007-06-16 22:33 | Writing
Friend



よく晴れた休日。
少し遅めの朝。

窓の外の道路には既に、僕らより早くその日を過ごし始めた人たちの運転する車が行きかっている。
その騒がしい道路と部屋の窓との間にある緑が日に照らされ、少し強い風にさわさわと揺れている。

彼は、窓の外を少しまぶしそうに眺めながら、歯を磨いている。

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by room0126 | 2007-05-24 10:02 | Writing



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