To he.  2005.4.12 
 
 今週は遅番。
 目覚ましが昼過ぎに俺をたたき起こす。
 毎回毎回、ご苦労なこったな。
 眠いよ、俺は。

 風呂のお湯をためながら、フライパンを焦がす。
 くそ、また換気扇回すのを忘れちまった。
 毎回毎回・・・。

 今日も、あの合理性で満たされた、純粋に「生産」のためだけに造られた、
 あのでかいくて暗いハコ行きのバスの時刻が俺へ駆け寄ってきやがる。
 あいつは毎日決まってこの時間にやってくる。
 迷うことなく、間違えることなく、俺を連れに。
 毎回毎回・・・。






 そしてまたいつもと全く変わらないクソ溶接の流れ作業を繰り返す。
 轟音の中、物凄く速く流れる時間の中、おし殺されてしまいそうな暗さの中、
 単調な決まったリズムの中、飛び散る、降り注ぐような火花を浴びながら、
 昨日と同じ、明日も同じ、同じ作業を繰り返す。

 繰り返すことを繰り返す。

 この光景は昨日も見た。





 今日も昨日だ。明日も今日か?





 彼からメールがきてた。
 昨日はきてない。
 そこだけが昨日と違う。


 俺は今日を知る。




  
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by room0126 | 2005-08-05 02:07 | Writing | Comments(0)
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