Life is...


僕は今、映画を見ている。
これは少し変わった映画で、撮影と上映が同時進行で進められるというもの。



監督は、僕。
主役も、他ならぬ自分自身。
そして僕はその、ただ一人の観客でもある。


あなたも今、映画を見ている。

主役は言うまでもなくあなた自身。
監督、脚本もそう。
その映画のストーリーを進めながら、それを見ているのだ。 






それぞれがストーリーを思い描き、流れる。
この世に生れ落ちたその時から、カメラは廻り始める。
そして、廻り続ける。

それぞれの物語が、一瞬たりとも止まることなく、流れる。



僕の大好きな友人がいる。
その友人は僕の映画の出演者。
高校時代の同級生ってことで登場する。

もちろん、その友人も彼自身のストーリーを生きている。
彼の映画の高校時代の頃に、僕が登場するわけだ。

彼と僕のそれぞれの映画が繋がる。
物語が交わる。
リンクする。
それを辿っていくと、どこへでもいける。
過去も未来も、どこだろうと。
全ては繋がっているのだから。


例えば僕が、ある晴れた日に自転車でスーパーへ行く途中に人とすれ違う。
その人にももちろん、1つの物語があるわけだ。
道を歩いている老人にも。
近所の公園から遊んでいる声がするその子供達にも、それぞれ。

それぞれの映画の、一国の大統領も通行人も含め、全ての登場人物にそれぞれの映画がある。
そう。この全世界に在る、いのちの数だけのストーリーがあるのだ。
今、この時のシーンは今この世に生きている人の数だけある。

そして、全てのストーリーが交わったり、繋がったりしながら、今現在の、あなたが息を吸ったこの瞬間にも、それぞれの物語が流れている。
今、クライマックスの映画もあれば、その幕を閉じるもの、今まさに始まるもの。
今現在だけでなく、これはずっとずっと昔から、そしてこの先、その先まで、途切れることなく、ずっと、繋がっている。


僕のアパートのトイレに貼ってあるポスター。
チェ・ゲバラ。
彼も彼のストーリーを生きた。
そして今、2007年の僕のストーリーの中に、偉大なる革命家としてそのストーリーが登場している。
彼のように、未来にまで語り継がれ、残ってゆくストーリーもいくつかある。

今あなたの部屋にある本やレコード、CD。
それらもそれぞれのストーリーの産物。

ほんとうに、人の数だけの物語が存在し、この世界が流れていく。
交わったり、交わらなかったりしながら時間という流れに乗り、それぞれ進んでゆく。


この、1つ1つのストーリー。
1人1人の物語を全部ひっくるめたものが、この世界のどでかいストーリーであり、これが一時も止まらず、廻り続けているのだ。
いうなれば、この世界は、地球規模の一大映画祭であり、それ自体が1つの映画であるのだ。
今、現在のノミネート作品は65億本。
過去も未来も含めるとそれは壮大なストーリー。
それをも含めたそれが、この地球の1本のロングムービー。






さて、これだけの映画が創られているわけだが、僕やあなたはそれをどう撮るか。
ただ1度きりのそれをどう。

どうしようもないことも少しはあるけれど、
それ以外のほとんどは思い通り。
そう創ればいいのだから。

しかしそれは、主人公が、演者である自分自身が心のそこからそう信じる、ということが不可欠である。
そして、ただ1人の観客、つまり、自分で自分を見ているわけだけれど、
その観客である自分を納得させて、信じさせることができて始めて、それは実現するのだ。

あとは、監督の腕次第。














夏の始まり頃。
22回目。
日本は、愛知。
1人暮らしのアパートの部屋、窓を開け網戸を張り、風が入る。
音楽もかけず、とても静か。
聞こえるのはひどく耳障りな冷蔵庫のぶーんという低い音。

2007年、6月16日の夜22時頃。
スーパーで1週間分の買い物をして部屋に戻ってきたところ。
タクヤという名前の僕は、パソコンに向かい、文章を書いている。

今、僕の映画は、そんなシーン。



























誰にも見せることの無い映画。
シングルシート。
観客がただ一人のその映画。
己以外の評価などは必要なく、意味も無い。

映写機もスクリーンも、在るようで無く、しかし、確かに映し出され、僕はそれを見ている。
誰にも触れられることのない1本のフィルム。
幻のようでもあり、 「今、現在、ここに」 しかない。




       現在進行形のそれ。

                          人はそれを、 「人生」 とも呼ぶ。


 




  
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by room0126 | 2007-06-16 22:33 | Writing | Comments(13)
Commented by souldoutsouldout at 2007-06-17 17:08
(´▽`*)アハハ
オイラも人生を芝居のように考える事があります
のでおいらが言うことは良く芝居がかってます( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
よりドラマティックにエキサイティングにしようと思うのですが
なんだか喜劇風に仕上がってます(´・ノω・`)コッソリ

そして夜景を見たときにもそんな事を考えます+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+
Commented by オノ at 2007-06-17 20:57 x
いいね。
こういう文章見るとこれから生きてくのが楽しみになってくる。

そりゃそうか、厳しい先生に、さあご自由にって言われてる気分だもんね。

大好きな田辺マモルの『プレイボーイのうた』に近いものを感じてます。
Commented by room0126 at 2007-06-18 05:01
>晋作さん

晋作さんもありますか・・・!
あ、僕もたまーに芝居がかってるかも・・・。笑

実際にはテレビドラマとは違ってなーんてことないシーンがほとんどだったりしますよね。
けど、僕はその方がリアリティーがありまくりで結構好きです。

喜劇風・・・。
それを聞いて、「でも、実はその裏には・・・、人には見せないけど・・・」、的なすごくせつない主人公を想像しちゃいました、今。
あー、そんなのも大好きです。

夜景・・・!
なんかそれわかります・・・!!!
あれってなんなんですかね~・・・。

てか、芝居がかった晋作さんのシーン、共演したいです。笑
いつか。

Commented by room0126 at 2007-06-18 05:35
>小野くん

ほんと?よかった。

あー、そうそう!
そんな感じ。
てか、まさしくそれ。
君は自由だよ。君の自由だよ。ふふふ。って感じだね。笑

あ。
プレイボォーィになりたいんだっ♪、ってあれだよね?
小野くんちにみんなで泊まった時にかけてた。

うわー、なんか今凄く思い出してる。あの小野家にお泊りの感じ。
あの部屋の感じ。あの空気。
広くて、天井にすだれが打ってあって、電車が通るたびにうるさくて。
トイレがちょっと怖くて、レコードがたくさんあって。
外に原付がいっぱいとまってて。お邪魔します、って土間にたくさん靴があって、お父さんとお母さんに挨拶して。
階段上ったらみんながいて。
それで、それで・・・、もう色々あって・・。

なんか今、ぶわーって思い出した。
あれ、すごい好きだったなあ・・・。
最後はいつだったんだろ。
あー、いいなぁ。

なんか今、すごく泣きそう。
まじで。
なんだろ。

あの曲、凄い印象に残ってるなぁ。あのサビんとこ。
他んとこあんまり覚えてないんだけど。
あぁー、聴きたいな。
Commented by けいた at 2007-06-21 13:37 x
相変わらずお元気そうで。

おもろいね。my life.

自分の映画から新しい共演者の誕生間近。
その共演者もこの世に生まれてからいろいろなくだり道やのぼり道があると思う。ちっちゃい石につまづいたりおっきい意志にぶつかることも多々あるだろう。だけどどんなときも自分の路を常に太くしつづけ凛としている。
そんなあなたがもうすぐ ココ に現れると思うと主演が競演になる気がする。僕を超えるとかじゃないけど負けないよ。

が、今の僕の映画。
バイトいこう~
Commented by おの at 2007-06-21 18:30 x
あ〜あの集会ね。笑
俺今でもよく自慢話みたいにみんなにその話するよ。

誰が来てどんな配置でとか、結構明確に覚えてて。
あんなみんなして原チャリできて、向かえる俺だけが原付の免許持ってなかったていう。。んで俺が一番先に車免とったっていう。。イヒヒ。。。
なにより、水上君が「プレイボーイのうた」を覚えててくれたのが嬉しいよ。

てか、けいた、田原敬太だよね、元気?
はやく住所送ってね〜。
Commented by room0126 at 2007-06-22 07:14
>敬太くん

どうもどうも。
元気は無いけど、なんとかやってます・・・。笑

My life. この先、5年後ぐらいにゃもっとおもしろくなってると思いますよ!あざす!

おお、もうすぐかー。
楽しみだね。
もう名前は決まったのかしら。

繋がってく。
また1つの新しいストーリーが流れ始めてるね。
いいね。敬太くんの映画、おもしろそうだ。

あ、今どこに住んどると?
僕にも住所おせーてくだせぃ。
Commented by room0126 at 2007-06-22 07:28
>小野くん

そ、あの集会。笑
おぉー、そうなんだ。みんなも結構覚えてるのかなぁ。

あぁ、そーいや小野くん誰かの後ろに乗ってたような・・・。
そっか、原付なかったのか。知らんかった。笑

あの歌ね、たまーーーに、気付いたら口ずさんでたりしたんだよね。実は。
あのサビんとこ。
途中わからんとこがハミングになりつつ。笑
あの歌は結構みんな覚えてるんじゃないかなー。
多分塩田くんは覚えてると思う・・・!
なんとなく。笑

Commented by GOTOLONDON at 2007-06-22 16:07

はじめてキスをしたのは 放課後の教室
キスは甘いとか レモンの味だとか 聞いていたから
味がしなかったのはきっと愛がないからだと
マジで悩んだ そんなファースト・キスでごめんね ユウコ
はじめてのひとり暮し ファミコンを口実に
部屋に誘って ビールをたくさん飲ませちゃったりして
けどたいがい 酔っ払って眠たくなるのは僕
覚えてないエッチほど 損した気になるものはない
ミキ トモちゃん ナンシー アサミ
僕はプレイボーイになりたいんだ
プレイボーイ 男はみんなプレイボーイ
「はじめて」をいっぱい集めて大きくなる
プレイボーイ プレイボーイ
はじめて愛がわかった 彼女と暮らしはじめて
愛は決して消えない ひびが入ることはあっても
洗濯物を干しながら 掃除機をかけながら
生活という 愛の住みかをメンテナンスしながら
どうせ生まれてきたからには多くのコの人生の
登場人物になりたい それがプレイボーイの願い
ユウコ チエちゃん カオリ ミキ マキ
ナッチャン リカちゃん サトミ チサト
そしてマリナニ 僕のことを忘れないでね 。
Commented by GOTOLONDON at 2007-06-22 16:08
文字数の関係でいいとこだけつまんで載っけてみた。
やっぱいいよ、この曲。笑 
Commented by y_and_r_d at 2007-06-23 22:40
こんばんわ。
その映画はまだまだ手つかずの脚本が
いっぱい残っているようですね。
そしてまだまだ山場がいっぱいありそうです。
Commented by room0126 at 2007-06-24 01:04
>小野くん

おぉー。
ますます聴きたくなった。
CD買うことに決ーめた・・・!

Commented by room0126 at 2007-06-24 01:17
> y_and_r_dさん

こんばんは。

はい!
まだまだこれから、なところです。
この先もっとおもしろくなってくと思います。

その主人公の心をここに留めています。
ですから、このブログがどう変わっていくかも楽しみです。
よかったらまたのぞいてやってください・・・!

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